Ca Mau省では現在、多くの超集約型エビ養殖農家が水循環技術を導入、コスト削減に成功し、生産性向上と環境保護を実現している。同水循環技術は、同省の超集約型エビ養殖における各種問題を解決する新たな解決策とみなされており、行政は農家への普及に力を入れている。   　超集約型モデルを成功させるために、環境と水は極めて大きな役割を担う要素となる。池に入れられる水は事前に水質処理をしなければな...

　コショウ栽培部門にとって、今年は成功の年と言われている。このほど開催された2024年のコショウとスパイスに関する官民パートナーシップグループの年次会議において、ベトナムコショウスパイス協会のHoang Thi Lien会長は、年初10か月のコショウ輸出額が11億ドルに達し、前年同期比で48％増加したと発表した。さらに、シナモン、トウガラシ、ショウガなどその他のスパイスを含めると、輸出額...

　作物栽培と畜産を組み合わせて栄養の循環を作り、多作物栽培や有機栽培を実践する農業モデルが、ベトナム北西部の山岳地帯や傾斜地域が抱える問題の解決に非常に実用的で効果的な効果をもたらしている。   　Son La、Dien Bien両省では、Thai族とH'mong族のエコ・循環農業の発展が見られる。一般的な自動車では通れない崖のような道を、改造車で進んでようやく辿り着けるような土地で、彼...

　ベトナム南西部ではここ数年間で、稲作における農薬散布や播種、施肥作業にドローンが使用されることが増えてきている。Soc Trang省のある農家によると、ドローンの導入によって、これまで人の手で行われていた作業が遠隔で操作できるようになり、人件費を大きく抑えることができているという。ドローンの導入によって、これまでかかっていた生産コストの20％を削減することができる。   　ドローンの普...

　畜産部門において、飼料は温室効果ガス排出の主な原因の一つに数えられる。逆に言えば、飼料の改善は、排出量削減に向けた重要な解決策になる。特に、乳牛、肉牛、水牛の飼育における飼料改善は大きな潜在性を持つと言われている。   　ホーチミン市農業大学で実施された「ベトナムの持続可能な畜産セミナー」において、共催したDong Nai省畜産協会と在ホーチミン市カナダ総領事館のSaskatchewa...

　Dong Nai省は、国内初の畜産の中心地として、地域の衛生環境が確保されていない数千に上る施設や農場の活動停止、または移転を決定した。   　先の決定に基づいて、同省畜産協会は、2024年11月までに1,700か所の施設や農場が活動停止または移転したと発表した。特に、飼育頭数の多いTrang Bom、Thong Nhat、Xuan Loc各県の農場、施設移転はスムーズに進められ、同時...

　Phu Tho省は2024年の農業農村開発奨励・支援政策規定の施行に関する同省人民評議会決定の実施によって、数々の農業プロジェクト（総面積数千ha）に対して、総額420億ドン（2億5,000万円）を支援した。   　同省が支援したプロジェクトには、▽高品質ザボン栽培（2,500ha）及びVietGAP基準を満たすザボン栽培（350ha）、▽巨木林生産へのシフト（675ha）及び森林で持...

　メコンデルタ地方では最近、農業におけるデジタル化が目に見えて進んできている。スマートフォンによるドローン操縦から電子チップによる家畜の管理に至るまで、農家は最新のテクノロジーを駆使して、生産性と商品の品質向上に努めている。   　農場や養殖池の管理システムによって、リアルタイムで水質や家畜の状態をチェックすることができるようになった。このような動きは、まさに「スマート農業」や「ハイテク...

　ドイツ国際協力公社（GIZ）は、ベトナム農業農村開発省水産局と協力して、「循環経済促進に向けた持続可能な水産養殖とベトナムエビ産業におけるイノベーションに資する水循環システムの改善プロジェクト（i4Ag）」始動のセミナーを開催した。i4Agプロジェクトは、関係各所との協力を通して、テクノロジー、革新的なソリューションを導入、生態系を保護し、ベトナムエビ産業の持続可能な未来を構築すること...

　ベトナムの水産部門は現在、農林水産全体の28.7％を占め、著しい成長を見せている。一方で、環境汚染を引き起こす生産部門として、対応に苦慮している部門でもある。環境への取り組みとして、グリーン化、循環生産、温室効果ガス排出量の削減は、水産部門にとってなくてはならない方向性になっている。   　ベトナム政府は、水産部門を成長著しい主要産業の一つに定め、2021年から2030年までの水産活動...