ハノイ市農業農村開発局は2月28日、市内における春期耕作状況を視察し、平年よりも4、5日早く耕起、田植えなどの作業が進んでいることを確認した。これは、耕起の機械化、湛水の最適化などが大きく影響しているという。 湛水作業においては、長年の水不足によって、例年は3度の湛水が必要であったが、市の指導によって、今年は2度の湛水で必要な水量を確保することができた。作業回数が3分の2になった...
ベトナム農業の記事一覧
オーストラリアのBeanstalk AgTech社は2月27日、オーストラリアとベトナムの両国企業のエビ養殖と稲作分野における気候変動に対応したスマート農業に関する双方向のパートナーシップ戦略を発表した。 同戦略は、メコンビジネスイニシアチブ(MBI)とオーストラリア外務貿易省の支援を受けて、Beanstalk AgTech社が主導するスマート農業協力プログラムの枠組みの中で実施...
改正土地法では、輸出市場における木材のトレーサビリティー、気候変動、感染症などに関する数々の規定があり、林業部門はその対応を急がなければならない。 林業発展戦略の実施から3年、農業農村開発省Nguyen Quoc Tri副大臣は、▽戦略実施の結果、▽関係する体制や政策の影響、▽将来像、の3点を解決すべき問題として提示した。 Tri副大臣は一方で、▽森林被覆率42%超え、▽生...
農業農村開発省は2月23日、Bac Lieu省人民委員会と2024年の汽水エビ開発に関する会議を開催した。会議には、政府官房代表をはじめ、計画投資省、公安省及び農業農村開発省傘下の各局、各部門の代表、ベトナム輸出加工協会(VASEP)、各レベル人民員会の代表者などが出席した。 Bac Lieuは水産養殖面積14万haを有し、エビの養殖面積、生産量では全国トップ3に入る。毎年の生産...
Bac Lieu省水産養殖部門は2023年、養殖面積13万6,000ha、総生産量9万6,980トンで、年間計画の102%を達成した。輸出額も前年比17%増で10億ドルを超えて計画の100%を達成した。同省の水産養殖面積13万6,000haのうち、13万3,000haでエビ養殖が実施されており、ここで養殖されるブラックタイガーとバナメイエビは主力輸出品として、水産輸出に大きく貢献してい...
ここ数年、クリーン生産や伝統的農業が生態系に与える影響などへの関心が高まってきたことで、屋内での農業生産モデルが普及傾向にある。こうした動きによって、各地に点在する倉庫が、いつの間にか閉鎖型農業生産空間へと様変わりしただけでなく、この生産モデルは、気候変動や厳しい天候の変化にも対応できると、ジワジワと広がりを見せている。 倉庫農業の確立は、農業生産を倉庫の中へと持ち込み、まるで閉...
メコンデルタ地方のVinh Long、Tra Vinh両省一部地域で、塩分濃度が16.5‰に達したことで、海水侵入による自然災害への警戒レベルが2に引き上げられた。 Vinh Long省水門気象センターの最新の予報によると、2月18日から24日にかけて、メコン川の推移は前週比で低下するものの、一部地域の主河川の推移が潮の影響で上昇し、塩分濃度が1~4‰を超えるところがあった。Tr...
旧正月が明けて5日以降、Tien Giang省の養殖農家は、パンガシウスの収穫を再開した。2月20日時点で、加工原料となるパンガシウスの価格が1kgあたり3万ドン(約179円)程度まで上昇したことにより、農家の利益は1kgあたり2,000ドン(約12円)となり、前年の赤字を埋められる希望が見えてきた。 ある養殖農家は、旧正月5日に300トンのパンガシウスを出荷したものの、それでも...
農業農村開発省Le Minh Hoan大臣は2月19日から22日まで、同省訪問団とともに第37回アジア太平洋地域会議(APRC 37)に出席した。 APRC 37で国際連合食糧農業機関(FAO)が開催したアジア・太平洋地域会議の枠組みのなかで参加国大臣レベルの会合が開かれ、Hoan大臣も出席した。会議では、▽アジア・太平洋地域の農業と食糧事情、▽飢餓と貧困削減、▽テクノロジーやイ...
ベトナム経済は2023年、数々の課題に直面し、それらを乗り越えてきた。なかでも、農業部門は著しい成長を遂げ、農産品輸出額は530億ドルを超えた。そして2024年、ベトナム農業部門は、輸出額550億ドル突破を目標に力強く進んでいるところだ。 2024年の旧正月が明けた1月6日(旧暦)、Pham Minh Chinh首相は、Hai Duong省の稲作地帯を訪れ、農機の操縦などを体験し...