ベトナム合作社連盟は4月5日、「合作社及び関係組織の職員・労働者の教育・訓練効率向上」に関するセミナーを開催した。 現在、全国で活動する農業合作社の幹部職員数は7万2,500人近くに上っている。このうち、教育・訓練を受けていない職員の割合は44%に上り、中等、初等レベルの教育・訓練を受けた幹部は40%、短大、大学、大学院など高等教育、訓練を受けた幹部の割合は16%程度になっている...
ベトナム農業の記事一覧
Bac Lieu省で実施されているブラックタイガー、海のカニ、魚類(ボラ科の魚など4種)、ハイガイなど4種を同時に育てる養殖モデルが高い経済効果を発揮し、多くの養殖農家の年収が数百万ドン上昇している。 ある農家では、5haの養殖池で4種混合養殖モデルを実施し、収入が大きく上昇したという。農家は、「この養殖モデルの経済効果は非常に高いです。放流する水産品の市場価値は高く、養殖する種...
2024年第1四半期の農業生産は安定した成長を続けている。養豚、養鶏(家禽類)部門は良好な成長を続け、感染症対策もその効果を発揮している。林業部門では、植林、世話、保護などの作業が積極的に行われ、現在は木材の収穫期に差し掛かっている。 統計総局によると、今年3月半ばまでの稲作状況は、冬春期の生産面積が292万6,100haとなり、前年同期比で1,300ha減少した。このうち、北部...
国家農業普及センターはBac Ninh省で3月29日、Dabaco Viet Namグループと協力して、農業普及活動における協力プログラム実施に関する署名式を開催した。 農業普及センターのLe Quoc Thanh所長は、Dabacoグループが「農園から食卓まで」をテーマに畜産製品チェーンの構築を図るために数々の最新技術を導入、プロジェクトを展開していることを高く評価し、そのモデ...
ベトナム南部に位置するVung Tau市は、漁業、養殖、加工、水産品物流など水産4部門で大きな潜在性を有する。近年、漁業の職業構造は多様化しており、水産資源、海洋環境の保護を目的として、高い経済効率を備えた漁業の発展が奨励されている。 このような状況を背景に、Vung Tau市は3月29日、Vung Tau市漁協協会を設立し、第1回会議を開催した。同協会には、漁師を始め、漁業関係...
カナダ企業200社の代表たちから構成される同国貿易代表団がベトナムを訪問し、今後の両国の農産品貿易の発展に関して話し合われた。 ベトナムとカナダは、農業・食品部門で長年貿易関係を有しており、お互いにメリットを享受している。ASEAN地域各国のなかで、ベトナムはカナダにとって最大の貿易相手国になっており、2023年の両国農業部門の貿易額は8億4,300万ドルに上った。一方カナダにと...
国連開発計画(UNDP)と国際水管理研究所(IWMI)は3月27日ハノイ市で、カントー市、Dak Lak省、Son La省における小規模農家と中小企業の支援を目的とした共同イニシアチブを発表した。同イニシアチブは、コーヒーと稲作のバリューチェーンにおける循環経済モデルの導入を目的とし、農業の生態系、経済価値の向上、地方住民の生活改善に積極的な作用をもたらすと予測されている。 ベト...
ベトナム海上養殖協会Nguyen Huu Dung会長は3月25日、共産党電子新聞社の取材に対して、海上養殖企業が直面する困難について言及した。 なかでも特に問題視されているのが、今日に至るまでに、企業あるいは漁師に養殖のための海域を割り当てている地方がないことだ。この問題は、許可証や法律規定などに関連していることから、企業の養殖部門への投資を難しくさせている。養殖協会は現在、企...
在ホーチミン日本国総領事館は3月25日、Dong Thap省における日本政府の無償資金協力「有機農業、食品加工、事業の運営管理を担える人材育成を通じた持続可能な地域開発事業(第2年次)」の贈与契約署名式を開催した。申請団体は、特定非営利活動法人Seed to Table。供与金額は19万5,277ドル。 Seed to Table代表の伊能まゆ氏は、ベトナム農業は高い潜在性を有し...
有機栽培といえば、食物生産における持続可能な生産モデルの1つとして知られており、環境にやさしい生産を促進するために、病害虫対策にも農薬などは使用せず、自然由来のものが使われている。 しかし、2024年3月21日に発刊された雑誌Scienceに掲載された新たな研究によると、有機栽培の拡大は、周辺にある通常の田畑における農薬使用量を増加させ、環境に対する有機栽培のメリットを減少させる...